東青山


〇 チーズボードとチーズナイフ

2016. 2. 29  [日用品]
 

山桜のチーズボードと関のチーズナイフ

 このチーズボードは

 チーズはむろん、ハムやサラミ、くだものの類いなどなど、食材を載せてみるとわかるのは、皿とはちがったその見映えである。無垢の山桜を切り出し、肌理の色つやを選りすぐってこしらえた一枚。ふーん、どうせ二枚目気取りだろと思いきや、これが気配りの利くオールマイティでもあるのだ。その場で切り分ける、そのまま食す、そのまま手渡す。食卓で交わされる会話をラケットのようなこの一枚が小気味よく弾ませてくれる。もちろん、台所でちょっとしたまな板風情で使うも好し。要は、切る、盛る、の両面を併せ持つ、名はチーズボードだが、心は懐の深ーい木皿である。
 ちなみにチーズボードの<チーズ>たる由縁は、山桜の材にほどよく油分が含んでいてチーズが引っつかないのだとか。

 このチーズナイフは

 さっと食卓で切り分けてみせる。
 なにも切るのは台所だけの作業じゃないし。切るのはきみ、って決まっているわけでもないし。
 ステンレスの鋼を何度も研ぎかさねて両刃にこしらえた。柄は真鍮を挟み閉じてある。小振りな菜切り包丁のような風体を見ていただければお分かりのとおり、たとえばカトラリーやバター専用のナイフとはちがい、包丁と同等の刃付けにしてあることで、用途は広く試用していただける。チーズのほか、香りづけの野菜や漬け物、ハムの類い、くだものの皮むきなどなど、台所から離れても気軽に扱えるいわば両刀使いである。さて、使い込むうち柄の真鍮は飴色にころも替えをはじめる、これはこれで渋く味わいのある愛着の心模様だろう。もちろん包丁と同様、刃の研ぎ直しも可能なので、長きにわたってお使いいただきたい。くれぐれも小さなお子さんには手の届かないように。


 商品名  チーズボード
 素材   山桜(仕上げ/胡桃油)
 製造   小栗正彦(岐阜県恵那市)
      山一(長野県木曽郡)
 デザイン 猿山修
 制作   東屋
 寸法   大/長300(把手除く203)× 幅144 ×
        厚15mm
      小/長277(把手除く173)× 幅122 ×
        厚15mm
 重量   大/約240g
      小/約210g
 価格   大/4,840円
      小/4,400円

 商品名  チーズナイフ/セミハード
 素材   ステンレス鋼、真鍮
 製造   成戸刃物(岐阜県関市)
 デザイン 猿山修
 制作   東屋
 寸法   長171× 幅31 × 厚6mm
 重量   約60g
 価格   5,830円

チーズボード 大       
品切れ
チーズボード 小       
品切れ
チーズナイフ セミハード   
品切れ
 

<< 戻る