
万事急須
一、常滑産。急須といえば誰がなんと言おうと常滑が有名どこ。これは朱泥という土を用いた焼き締めである。
二、蓋スリ。身と蓋のしまりをよくする製造方法のひとつ。蓋と胴をスリスリして、ぴたっ、と仕上げる。よって傾けても蓋の隙間からお茶がこぼれない。小振りな割に開口部が広く、よって洗いやすいのもよい。
三、茶漉。目が細かくて面が広い。目詰まりがなく、最後の一滴までお茶のうま味を注ぎ切ることができる。
四、ドーム。急須の中はできるだけドーム状にしておきたい。そのため茶漉は平らに作って突起させない。湯をくぐって広がっていく茶葉の自由は邪魔しない。
五、バランス。見てのとおり把手を足にして立つ。バランスのよいかたちは、手に馴染み、使いやすい。
六、湯切れ。何の変哲のないように見えて、つん、ととんがった口の先をよーく見てほしい。湯切れがよいのはこの口のしわざ。注ぎ分けても胴を伝って垂れない、こぼれない。意匠の顔かたち、まずは口もとからきりっ、と。
万事、万能。おいしいお茶は急須の力にかかっている。
この急須は、
商品名 丸急須 横手
素材 烏泥
製造 高資陶苑(愛知県常滑市)
監修 猿山修
制作 東屋
寸法 幅 145(把手を含む) × 奥行 110 × 高 83mm
容量 225ml
重量 約140g
仕様 右利き用と左利き用
※茶漉・極細(写真)は製造休止しておりますが、茶漉・
並細のご用意がございます。
価格 6,930円
お問い合わせはこちらまで >>

<< 戻る