この裁縫箱は
楠でこしらえた箱である。楠はなんといっても匂いがたまらなくいい。開けるたんび、ほのかに香る木の匂いはクセになる。それを「裁縫箱」と名付けてしつらえてみた。楠細工屈指の指物師に、一枚刃の鉋で削ってもらう。木肌の美しさを無垢のまんま、豊かな面(つら)に仕上げてもらう。ホゾ、チギリ、細工の妙を凝らしてもらう。作り手から使い手の掌(たなごころ)へ。年季がさらに美しさをかもしだす。
大中小の箱をご用意した。大は、蓋を開ければ身が外せ、二層構造になっている。入れ子の構成は使い手しだいだ。おさまりのいい箱だからこそ、道具は大事に受け継がれ、手から手へ、いよいよ玉手の箱となる。そのためには何よりも「几帳面」であること。すべてはそこから生まれた手技尽くしの箱。これぞ、箱の中の箱、なのである。
商品名 裁縫箱
素材 楠
製造 楠家具製作所(静岡県田方郡)
デザイン くげなつみ
制作 東屋
寸法 大 幅285mm × 奥行230mm × 高100mm
中 幅195mm × 奥行135mm × 高 50mm
小 幅115mm × 奥行 80mm × 高 30mm
価格 フルセット 99,000円
(大、中、小、針山と糸巻付き)
ハーフセットA 55,000円
(大、針山と糸巻付き)
ハーフセットB 44,000円
(中、小、針山付き)
フルセット
ハーフセットA
ハーフセットB
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