
日付ける、ということ
来年がやってくる。否が応でもせまりくるのである。
今年の私は、カレンダーを振り返るたび、気持ちの整理がつかないままに日々が通り過ぎた、そう思わざるをえないのだった。向かうべき地点の定まらないまま、うろつく心をなんとかしずめながら、けれど締めくくりぐらいは、きゅっ、と結んで、抽き出しにおさめたい。たとえば、やってくる年に早々と印を付けてみる。何かがやってくるのを待つのではなく、私から迎えにいこう。私は思いつくかぎりの日にまるを付けてみた。すると、
生きねばならない、と感づいたのだった。
このカレンダーは
すこし立ち止まって「みる」のもいい。持って出かけて「みる」のもいい。延ばせば短冊みたいに、手折れば文庫ほどの。
書いて「みる」カレンダー、2012。
商品名 2012 CALENDAR
デザイン 立花文穂
制作 立花文穂プロ.
寸法 縦 297mm × 横 100mm
※ 販売終了いたしました。
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